こんにちは!ブラックナースです。
お盆休みと台風が重なり、交通機関が乱れたり影響があるようですね。
台風が来るとワクワクするのはサーファーくらいかな?
今日は海の近くのERで働いていた時のお話。
海が近い土地柄、海の事故で搬送されてくる患者さんがとても多い病院でした。
特に夏の時期は溺水(溺れてしまった人)、クラゲに刺された、エイに刺された、ウニを踏んだなど海洋生物による症例もとても多い。
波の大きい日は特に、サーファーの救急搬送が多くてウエットスーツや水着のまま、砂まみれで運ばれて来ることもしばしば。
ウエットスーツはピッタリと身体に合ったタイトに作られているので、脱ぐのも結構力が必要。怪我の状態によってはウエットスーツを脱がすことができず、ハサミで切って脱がせなければいけないこともあります。
ウエットスーツはオーダーだったり値段も高いので、出来れば切らずに脱がせてあげたいのですが。
足が明らかに明後日の方向を向いて変形し、骨折してしまっているようなケースや、痛みが強くて脱がせることが困難な時は、本人の同意を得て切らせて頂きます。
海の事故や怪我では、サーフボードがぶつかり頭部や顔面裂傷、鼻骨骨折、サーフボードのフィンで腕や足をパックリ切ったなどといった怪我が多いです。
なので、サーファーの怪我の救急搬送は日常茶飯事なのですが、
「あそこにサーフボードが刺さって救急搬送された男性」
あそことは、、、?
答えは、、
男性の陰嚢です。
たまに陰嚢って何ですか??って患者さんに聞き返されるんですけど、袋の部分ですね。
陰嚢にサーフボードが刺さって裂傷があると救急搬送されて来ました。
女性からすると、自分には付いてないモノなので、痛みが想像出来ないのですが。その場にいた男性医師達はみんな悶絶してたw
その患者さんの陰嚢の傷は縫わなければいけない傷だったのですが、ある男性医師は「絶対に俺には縫えん!無理!」と見ているだけでも辛い!と言った表情で、その場から立ち去って行きました。笑
このようなサーフィン中の怪我は、自分のサーフボードで怪我をするだけでなく、他人の板が飛んで来たり、突っ込んで来たりと、自分が気をつけていても突然事故に巻き込まれるケースもあるため注意が必要です。
サーフィンは楽しいスポーツですが、怪我や事故の多いスポーツでもあります。
安全第一で楽しみましょう!
特に男性サーファーの皆さん、サーフィンをする際はくれぐれも下半身に気をつけて!笑
以上、救急の現場からお届けしました!
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