こんばんは!ブラックナースです。
みなさんバーベキューは好きですか?ブラックナースのバーベキュー最後のシメは、焼きチョコマシュマロが鉄板です。
自宅の庭やバルコニーなど自宅でバーベキューをする人もいれば、いまは手ぶらでバーベキューできる施設も増えていますね。
実際にあった救急症例
「自宅でバーベキューをしていた4人が次々と体調不良を訴え救急搬送される」
自宅で4人でバーベキューを楽しんでいた。一人が「気分が悪い」とトイレに行く。そのあと他の3人も体調不良を感じる。トイレに行った一人が意識を失い倒れているのを発見。慌てて救急車を呼んだ。救急隊が到着時、一人は意識不明、一人は一瞬意識消失あり。
4人のうち重症な一人は他の病院に搬送され、残り3人が搬送されてきた。
一酸化炭素中毒
一酸化炭素中毒とは、一酸化炭素を吸い込んでしまうことで血液中の酸素が少なくなってしまう緊急性の高い危険な中毒である。換気が不十分な場所で火を使ったり、火災などが原因となることが多い。
一酸化炭素は無色透明で臭いもなく気づくのは難しい。
一酸化炭素中毒の症状
- 初期症状は頭痛、嘔気、耳鳴り、めまい、判断力の低下など
- 進行すると意識障害や視覚障害が生じ昏睡状態となる。
- さらに重篤になると呼吸抑制、心不全など死に至る。
一酸化炭素中毒を予防するにはどうしたらいい?
室内で炭火を使うときは必ず換気をする!
今回のケースでは、自宅でバーベキューをしていた。換気をしていたというが、換気が不十分であったため一酸化炭素中毒となってしまった。
1人が意識を失ってすぐに119番通報していたため助かったが、救急要請が遅ければ4人全員意識を失ってしまい、最悪の場合全員死亡していた可能性もある。
搬送された3人のうち2人は軽症のため帰宅。一人は酸素投与治療後も血液中の一酸化炭素濃度が高く入院となった。
まとめ
- 一酸化炭素は無色透明、無臭で気づくのが困難
- 自宅で七輪を使う場合は必ず換気をする
自宅でバーベキューをするときは気をつけて!
以上、救急の現場からお届けしました~